森林造成事業
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森林の造成・育成整備を実行し、
森林がもたらす恩恵を持続する。
造林事業
森林は、単に木材等を生産する以外に、国土の保全、水源のかん養、山地災害防止、保健休養の場の提供、自然環境の保全、地球温暖化の防止等の、多面的な機能を有しています。これらの機能を「森林の有する公益的機能」と言います。
造成された森林を放置すると、林内に日の光が入らず下草の生育を妨げ、表面の土壌が流れてしまい水源かん養の機能を果たすことができなくなります。
さらには地力が低下し、木の根を張る力が弱くなるため、風雪被害が起こりやすくなるとともに、樹木の状態も細長く樹幹形状の悪い、利用価値の低い立木が多くなります。富山県西部森林組合では、地域に必要な森林整備を効率的に進めるための大団地化に取り組み、長期的な森林整備計画を樹立・実行します。
路網整備
持続的な森林経営を行うためには、木材の集材・搬出を目的とした経済的で使いやすい路網を整備することが必要です。
目的と地形条件に合わせた2種類の道があります。
堅固な土構造を基本とし、クローラタイプの林業機械の走行に対応する「森林作業道」と、10tトラックや大型ホイールタイプフォワーダの輸送に対応する規格・構造の「林業専用道」があります。
素材生産
富山県西部森林組合では、搬出間伐及び更新伐に加え、主伐にも積極的に取り組み木材の利活用を進めています。それぞれの地域の特性にあわせた森林整備の推進と木材の安定供給を目指し、森林所有者の方に喜んでもらえる山づくりを進めていきます。
里山整備
人家、耕地周辺などの里山林(広葉樹林や竹林)を対象に整備を進め、野生動物との棲み分けや里山の再生を県民協働で取り組みます
無花粉スギ植栽
伐採跡地を中心に富山県で開発された花粉の出ないスギ、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」の植栽を積極的に推進し、伐って、使って、植えて、育てる循環型林業を目指します。
治山事業
山崩れ、土石流、地すべりなどの山地災害により人家や公共施設などが被害を受ける恐れがあるところには、治山施設の設置や防災機能の高い森林へ誘導する森林の保育や改良、海岸林保護等の整備も行っています。
特殊伐採
美しい散居の伝統的な景観を次世代へとつなぐための屋敷林の整備や、傾きが激しい危険木、電線への接触や切り倒しが難しい場所にある支障木の特殊伐採を行ってます。高木を根元から倒さず伐採するため、高度な技術を必要とする作業です。当組合では特別な技術を持った専門スタッフが安全に処理します。