八色しいたけ(新潟県南魚沼市)と体験交流キックオフイベントを行いました。
10月29日、30日、富山県西部森林組合は、当組合が菌床シイタケ用チップを納める新潟県南魚沼市の八色しいたけ事業協同組合と体験交流キックオフイベントを行いました。
1日目は、当組合のオガ粉工場にて原料となるコナラ原木の状況や、実際のオガ粉製造過程を見学しました。午後からは、国道359号線を挟んで向かいにある県民公園頼成の森の園内に行き、参加者全員でコナラのドングリを採取した後、ポットに播種しました。ドングリを播種したポットは、八色しいたけ事業協同組合の皆さんが南魚沼に持ち帰り、2年間育てた後に富山に里帰りして植栽することとしています。その後は、株式会社モリアゲ代表の長野麻子さんを講師に招き、「森の恵みで地域を盛り上げよう」と題してご講演いただきました。長野さんのお話は、とても元気で楽しく、貴重な講演会となりました。
2日目は、小矢部市の末友地内で、現在行っている広葉樹更新伐の伐採現場を見学した後、コナラの造材体験を行いました。女性参加者にも実際にチェンソーを手に取っていただき、安全にそして楽しくチェンソーを体験しました。その後、参加者全員で今回のメインである「コナラの記念植樹」を実施ました。「2年後に下刈りに来るよ」と植えた苗木に語りかける場面もあり、八色しいたけ事業協同組合の駒形組合長と当森林組合の森松組合長は、植えた苗木を必ず大きく育てることと、末永い両者の交流の継続を誓い合いました。
今回のキックオフイベントを通じて私たち富山県西部森林組合は、将来に渡って安定的にコナラのチップをお届けできるように、これからも循環型林業の確立に向けて一層努力していかなければならないことを改めて考える機会となりました。
女性参加者によるチェンソー体験 株式会社モリアゲ 代表 長野麻子さん
森松組合長(左)と駒形組合長(右) 記念の標柱の前で ガッチリ!
全員で「モリアゲ!ポーズ!!」